どうも、タボです。
ガーデニング中に気をつけてもらいたいのがハチです。
多くのハチはつかまない限りほぼ刺しませんが、
それでも毎年多くの人がスズメバチに刺されて亡くなっています。
その大半が気づかないうちに巣に近づきすぎたり、
巣に刺激を与えた場合です。
ハチの方から突然刺してくることはまずありません。
スズメバチのサインを見落とすな
スズメバチは巣への脅威がないか常に監視をしています。
もし、巣に何らかの危機にさらされると判断すると、サインを出します。
このサインを見落とさないようにしましょう。
そのサインとは、
- 警戒行動‥異変を感じるとまず、「警戒飛行」を行います。例えば、人が(知らずに)巣に近づいたときに、近くを飛び回ります。これは「ここは自分たちのテリトリー」であることを知らせるためです。
- 威嚇行動‥それでも巣の近くから立ち去らないと、大あごをカチカチと鳴らしながら飛び回ります。これが「威嚇飛行」で、最後通告です。これに気づいた場合、姿勢を低くしてゆっくりとその場を離れれば、大きな事故は避けられます。
- 武器による攻撃‥これらのサインに気づかないでウロウロしていると、周りを飛びながら、黒いもの、動くものに攻撃し、毒針で刺してきます。
サインに気づいた時点で、姿勢を低くしてその場から離れましょう。
また、警戒飛行でやってきたハチに対して、
手や帽子などで振り払おうとすると、
その動きに対して攻撃してくるのでやめましょう。
刺されないために注意すること
スズメバチが人を刺すときは、むやみに刺すのではなく、
どこを狙うかはっきりしています。
まず、頭が狙われます。特に頭髪や瞳、眉毛などの黒い部分。
次に動くものです(手や腕など)。
また、香水や整髪料はスズメバチを興奮させます。
大きな音にも警戒します。
なので、ガーデニングをする際は‥‥
- 黒っぽい服装は避け、白など明るい色の服装にする
- 香水や整髪料はつけない
- 大きな音を出さない
といったことに注意してください。
もしも刺されたら‥‥
どんなに注意していても、刺されてしまうかもしれません。
そんな時のために、対処法も知っておきましょう。
- その場から逃げる‥まずはその場から逃げます。そこにじっとしていると、次々とハチが集まってきて刺される恐れがあります。静かに、姿勢を低くしながら逃げましょう。
- 毒を絞り出し冷やし‥次に水で洗い流しながら毒を絞り出します。ポイズンリムーバーを持っていれば、それで吸い出します。吸い出したら、患部を冷やして安静にします。抗ヒスタミン薬があれば患部に塗っておく。
たいていはこのような処置をすれば、痛みは短時間で治まり、腫れも数日で引くのですが、
複数のハチに刺された場合や、アレルギー反応が出た場合は、
すぐに救急車を呼んで医師の診察を受けてください。
急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)とは?
ハチ毒にはアレルギー反応を起こす物質が含まれているので、
ハチ毒アレルギーのある人は、じんましんや吐き気、
しびれなどさまざまなアレルギー症状がでて、重篤な場合死に至ります。
ハチ刺されによる死亡原因は、
毒よりも全身に起こる急性アレルギー反応によることがほとんどです。
一度目より二度目に刺された時のほうが強い抗体反応がでる危険性があります。
「スズメバチに二度刺されたら死ぬ」と言われるのは、
このような状態に陥ることがあるからです。
過去にハチに刺されたことのある人は、
病院でアレルギー検査をしておくと良いですよ。
最近はアレルギー反応が出た場合に、
救急処置用としてエピネフリンの自己注射セットというものがあるので、
病院で聞いてみてください。
特定外来種ツマアカスズメバチ
ツマアカスズメバチはとても凶暴で、人へだけではなく、
ミツバチをはじめ昆虫類を捕食します。
樹木やマンションといった高い所に営巣します。
日本では2012年に長崎県の対馬で定着を確認しています。
2018年10月には大分県大分市明野地区でツマアカスズメバチが確認されています。
まとめ
ハチに刺されないように、刺されても対処できるようにして、
ガーデニングを楽しみましょう。
もしもの時のために、1本持っていると安心です。
もし刺されてしまったら、早めの処置が大切です。
こちらも持っていると安心です。
スズメバチの巣を見つけたときは、近づかずに専門の防除業者に相談してくださいね。