みなさんの植物は元気に育っていますか?
どうも、タボです。
実はタボの育てているこのシェフレラ、
葉っぱがベタベタするんです。
それでよ~く観察すると…
いました!
カイガラムシの一種で ”ヒラタカタカイガラムシ” です。
体長は3~4㎜。カンキツ類やラン類、チャ、ゲッケイジュ、ヤツデなどに寄生します。
極めて広食性で、上記以外にも様々な植物に見られます。
そして、あのベタベタの原因はと言いますと、
ヒラタカタカイガラムシの「排泄物」なのです(;'∀')
さらに、この排泄物や分泌液には、植物から摂取した余剰な糖分が多量に含まれていて、
この糖分を栄養源とする「すす病」が発生します。
すす病とは、すす病菌というカビが原因でおこる病気です。
すす病が発生すると、葉や茎が真っ黒になってしまい、美観が損なわれるだけではなく、
光合成ができなくなり樹勢が衰えていき枯れる原因になってしまいます。
すす病に対する直接的な対策はなく、原因となる吸汁性害虫(アブラムシやカイガラムシ)を
駆除することが唯一の対策となります。
では、そのカイガラムシの駆除方法はというと、
「捕殺」です。
綿棒や割り箸、歯ブラシなどで植物の葉や茎を傷つけないよう取っていきましょう。
幼虫であれば薬剤(例えばカイガラムシ エアゾール(480mL)など)も効果的ですが、
成虫になると堅いカラをもつタイプのカイガラムシには効果が期待できません。
数が多い場合は枝ごと切って駆除する方法もありです。
タボのシェフレラには数が少なかったので捕殺しました。
また、葉っぱのベタベタは水で濡らしたタオルで拭くと綺麗になります。
日頃からこまめに観察しておくことが大事ですね。