土を使わずに植物を育てる方法に水栽培があります。
植物を置きたいけど、「室内で土を使いたくない」という方には、良い栽培方法ですよね。
どうも、タボです。今回はヒアシンスの水栽培についてです。
水栽培とは?
水栽培とは、水だけで植物を育てる方法です。そのまんまですね。
同じような栽培方法に水耕栽培があります。これは、植物の生育に必要な栄養分を含んだ
培養液に直接根を張らせて栽培する方法です。水か培養液かの違いですね。
水栽培できる植物は?
水栽培といえばヒアシンスやクロッカスなどの球根植物。
ポトスやヘデラ(アイビー)などの観葉植物も、伸びた部分を切って水につけておけば
根がでてきます。
他にもアボカドやサボテンといった植物も水栽培できますよ。(アボカドについてはこちらを参照)
水栽培をやってみよう!
それではヒアシンスの水栽培をはじめます。
用意するものは、
・ヒアシンスの球根(今回は桃色の球根)
・容器(専用のガラス瓶やペットボトルを加工したものなどなんでも可)
・水
水替えの頻度を少なくしたい場合は根腐れ防止剤を使います。
ソフトシリカ ミリオンA 100g
準備ができたら早速球根を水につけて…といきたいところですが、その前に大事な作業があります。
それが「春化」です。いきなり(・・? となってしまいますね。説明しますと、
”植物が一定期間、一定以下の低温にあうことにより、開花する能力を獲得する現象“のことで、
「バーナリゼーション」ともいいます。要するに、球根に寒さをあたえて花を咲かせる準備を
させるということです。
ではどうやって春化させるのか?簡単な方法としては”冷蔵庫に入れる”ことです。
冷蔵庫の中は低温で真っ暗。寒い冬の土の中と同じような環境です。
ヒアシンスの水栽培に適した時期は11月中旬~12月上旬くらいです。なので、その前に冷蔵庫で春化
させると良いです。2週間~1ヵ月を目安に、短くても1週間は春化させた方が花つきが良くなりますよ。
春化をしたら水栽培の開始です。
まずは容器に根腐れ防止剤を入れます。
このまま球根を入れると容器に球根がはまってしまうので、ワイヤーで金具を作りました。
(今回はワイヤーで手作りしましたが、何でも構いません)
100均で購入したワイヤーをくるくる巻いていき、外径が球根と同じくらいになったら切ります。
くるくる巻いて⇒
この巻いたワイヤーを上下に伸ばします。
そして容器に引っ掛けます。
容器に水を入れて球根を水に浸けます。この時、球根の下部が水の表面につくかつかないぐらいの
水の量にしてください。球根が水に浸かると腐る原因になります。
このあとは根がでてくるまで、暗い場所に置いておきます。箱などをかぶせても良いですよ。
数日すると根がでてきます。そして容器の中が根でびっしりになってきたら明るい場所へ移動します。
ただいまヒアシンス栽培中。様子は随時更新していきます!
12月2日~容器を大きめのペットボトルへ変更し、明るい窓辺へ移動しました。
水栽培をはじめて一ヵ月が経ちました。
蕾が確認できます。
蕾が開いて、薄いピンク色の花が咲き始めました。
八分咲きです。
満開になりました!香りも良いです!
水栽培をはじめてちょうど2か月。
今年は暖冬のせいか、開花が早かったです。